○内閣総理大臣(安倍晋三君) まず、そもそもなぜ米国、多国籍軍がイラクを攻撃したかといえば、大量破壊兵器、当時のサダム・フセイン独裁政権が、これはかつては間違いなく化学兵器を持ち、そしてそれをイラン・イラク戦争でも使用し、多くの人々を殺し、自国民であるクルド族に対してもこれを使用して、相当多くの自国民も殺したという実績があったわけでありまして、そしてそれを、既に化学兵器、大量破壊兵器はないということを
安倍晋三
また、イラクは、かつて、化学兵器を所有し、そして自国民であるクルド族に対してそれを使用した、そういう過去があったわけでございまして、そして、彼らは、それがないということを証明できるにもかかわらず、それをしなかったということでございます。
安倍晋三
トルコを走っていたときにクルド族の家族にお世話になりました。貧しい生活をしていましたので、お礼をしようとすると受け取らないんです。そんなことをしてほしくない、昔からシルクロードを通る人たちを世話していた、同じように世話しただけだ。私は、家の中を見回して一枚も写真がないことに気付き、写真を撮って送ってあげる、お母さんはすごく喜んでくれたんです。
坂本達
一つは、例えばパキスタンとアフガニスタンの国境のいわゆるFATAという地域に見られるように、あれは主としてパシュトゥン人の大きな運動で、タリバンというのも実は組織ではなく、タリバンの定義は私は運動だと思うのですが、パシュトゥン人が一つの大きな地域勢力となって、できれば共和国として独立したいというある種の民族的な動きが一つあり、トルコとクルド族の関係も、クルド人という、イラン、イラク、ヨルダン、トルコ
森本敏
これは、国内の権力争い、これに対して、スンニ派、シーア派、あるいはクルド族の間、この内部抗争になってきて、彼らの言葉でいうと、これはシビルウオーなんだと。シビルウオー、内戦なんだと。内戦状態が出てきたということと、それとテロとの闘いということは違うんですよ。
今、アメリカで、政策を転換していこうというのは、この内戦状態になってきた中で、これまでどおりの軍の枠組みではだめなんだと。
中川正春
我が国政府は、今総理からお話がありましたけれども、外務省が中心になって、スンニ派、そしてクルド族の皆さん、シーア派の皆さんとの融和を図らなければならないということで、いろいろなセミナーを開かれたり、工夫をされて努力をされておるわけでございますけれども、まだまだ治安の状況は好転していない、これが現実であろう、こういうふうに思います。
松浪健四郎
しかし、確かに中を見ていると、大統領は、これはテロに対する闘いだ、こう言っていますが、やはりシビルウオー、これは先ほどからお話の出ていたシーア派、スンニ派、そしてクルド族という従来からの民族、宗教対立がさらに激しいものになってきておって、もう内戦状態であるというふうに定義ができるんじゃないかというようなこと、これは我々の支援活動が始まった当時では考えられなかったといいますか、想定していなかったような
中川正春
御指摘のありましたように、治安問題というものの話をするときには、いわゆるクルド族とかスンニ派だ、シーア派だ、いろいろ同じイラクの中で地域的に分かれているところはもう御存じのとおりでありまして、北のクルド、南のシーアの多いところではなくて、真ん中のバグダッドのところの、スンニ派の人たちが多いこの地域が最も今治安が乱れているというように理解をしておりますが、これは国民的な融和がありませんと、石油資源の配分
麻生太郎
○中井委員 その後の小泉さんや安倍さんの御答弁を聞いていますと、一切、そういったアメリカからの情報をうのみにして支援したということはおっしゃらずに、今お話のありましたたび重なる国連決議に対して対応しなかった、また同時に、クルド族の大量虐殺がある、こういったことを言われているわけであります。
しかし、あなたのおっしゃる知らなかった閣議決定を見ましたら、大量虐殺なんてどこにも出てこない。
中井洽
イラン・イラク戦争において、また自国民であるクルド族をそれで虐殺したという過去があった。確実に彼らはそれを使って、しかし、使ったからには持っているだろう、そしてそれを持っていないということを証明しなかった。
という中にあって、我々は、最終的にアメリカがそう判断をした、また、何といっても、アメリカは日本にとってかけがえのない同盟国であります。
安倍晋三
そういうことも考え合わせて、今回のこの話というのは、これは核で、だからうわっと騒ぎになっておりますけれども、私から言わせると、別に核じゃなくても、大量に殺人できる兵器というのは、クルド族に使いましたマスタードガスとかいろいろなものがありますので、そういったものを含めまして、どちらがちょっと気味が悪いかといえば、正直、私は両方気味が悪いです。
麻生太郎
もう一つは、イラクは大量破壊兵器を確かに保持していた、そして、事実それを自国民であるクルド族に使ったり、あるいはイラン・イラク戦争においてこの大量破壊兵器を使用した特異な国であるというのも事実であります。
持っていた、そしてまた使ったという重大な事実があった。そして、累次にわたる、十二年間にわたって国連決議にずっと違反をし続けてきた。
安倍晋三
それから、今おたくでは国民和解計画というのを、あそこはクルド族、スンニ、シーア、いろいろ分かれておりますので、こういったものの中で人口構成というものも昔と大分違ってきておりますので、そういったものの和解をうまくやっていく。かつてうまくやっていたんだから、和解をうまくやってもらわないといかぬのです。
麻生太郎
我々といたしましても、本格選挙の後、それぞれの、シーア派それからスンニ派、クルド族の政党が誕生し、それぞれの会派を代表するような形で立派な政権ができることが、イラク人によるイラク人の国づくりができる最も望ましい姿でありますから、一日でも早い本格政権ができることが望まれていただけに、残念な思いがするわけであります。
額賀福志郎
そして国内においては、クルド族を初め少数派の人たちに現に化学兵器などを使用するという、いろいろな証拠はあるわけでございますが、そういった過去の悪い実績がたくさんある中で、かつ、化学兵器については、これも大量破壊兵器の一種だと認識されておりますが、使ったという事実がある。
したがって、それを壊したかどうかというのは、実際に非常に難しい問題ではありますが、現には見つからなかったということですね。
細田博之
イランについてもクウェートにしてもクルド族にしても、これは世界じゅうで最も人権じゅうりん、隣国圧迫、戦争等をやってきた国であったことは事実でございます。国際的にもはっきりしております。
そういった中で、累次の国連決議、安保理決議に違反し続けてきたこと、そして核兵器、大量破壊兵器についても、厳密な報告を出すべきであるということについても全く十分な情報提供もしなかった。
細田博之
それに比べまして、イラク十八県ある中で、北部のクルド族の県では、三県ございますけれども、犠牲者が全く出ていない県が二県、一人だけの県が一県。そして、その後続きますのがムサンナ県の二件でございますが、極めてそういう件数は少ない、こういうことだろうと思います。
それから、私が視察に行った後も連日のようにというお話でございます。例えばCD店の爆発という問題も今御指摘がありました。
大野功統
○国務大臣(町村信孝君) その時点での政府の判断は、実際にイラクが過去に大量破壊兵器を使用したという事実があったこと、これはいろいろくどくどしく説明しなくても既にクルド族への使用等々が言われておりますが、それから国連の査察団の指摘、これは例えば二〇〇三年の三月六日付けの国連監視検証査察委員会の報告あるいは一九九九年一月の国連大量破壊兵器特別委員会の報告などなどございます。
町村信孝
ですから、お金を渡してこういう発電所をつくるといっても、いや、むしろ山岳地帯、例えばクルド族が多いところに持っていけ、今までのあれは要らない、こういうことだってあるわけですよ。
ですから、いかに、私たちが今執行しようとしているこの予算がどういう形で——聞いておられますか、外務大臣、聞いておられますか。
首藤信彦
○島袋宗康君 イラク国内のクルド族の置かれた状況は現在どのようになっておりますか、お伺いいたします。
島袋宗康
既に、イラクのところになったらクルド族が入ってくる。来ますよ、いろいろと。ですから、私は、やはり避難民のセンターというのを、アサイラムセンター・イン・ジャパンというようなものをどこかに、今、品川のJRのところ、借りてやっていますよ、あれも返さなきゃいかぬでしょう。
佐藤剛男
問題は、先ほど外務大臣もおっしゃったように、過去、自国民のクルド族に化学兵器を使ってみたり、八〇年代のイランとの戦争において化学兵器を使ったという悪い実績を持っています。ですから問題は、生物化学兵器がどうなのか。
今川正美